【商人道の道しるべを築き上げた】ー石田梅岩先生の石門心学 7月22日 日曜日 奥沢で勉強会開催します!
*あきないの原点は「私心のない真っすぐな心」
梅岩先生は、商人が「仁(他人を思いやる心)」、「義(人としての正しい心)」、「礼(相手を敬う心)」、「智(知恵を商品に生かす心)」という4つの心を備えれば、お客様の「信(信用・信頼)」となって商売はますます繁盛するのだと説いています。そのため、商人の心構えとして、「人、三刻(6時間)働きて三石(450kg)の米を得る。われ四刻働きて三石と一升(約1.5kg)を得る。なんと素晴らしき哉」と述べて、勤勉に励む心(労働と努力の価値)の重要性を説いています...。商人は商人らしく、ただひたむきに仕事に執心することが人格形成につながるのであり、決して目先の利益やひとときの我欲に惑わされてはならない-。梅岩先生はこの心のとらえ方を「ありべかかり」、つまり「~らしく」という言葉で表現し、商人の職業道徳の指針を明確にしようとしたのです。
250余年前の「都鄙◇とひ◇問答」での言葉で、われ(当方)が儲かり、さき(相手)が損をするというのは本当の商いではない。お客様に喜んで納得して買ってもらおうとする心を持って、品物(商品)には常に心を込めて気を配り、売買することで経済原則にふさわしい適正利潤を得るようにすれば、「福を得て、万人の心を案ずることができる」と梅岩先生は断言したのです。
大丸の創業者である下村翁も「先義後利」という格言を残しており、また、現代において経営の神様といわれた松下幸之助氏は、「一生懸命に仕事をしたあとに、利益がついてくる」と言うのが口ぐせだったといいます。「頑張って仕事に励んでこそ、その結果として利益が生み出されるのであって、成果を求めて仕事をするのではない…。」と説き、商人の基本的な心の在り方を示しています
梅岩先生の掲げた心学の中心となるのが「倹約」と「正直」です。梅岩先生は「万物を効果的に用いること」が大切だと述べ、「物事の無駄を省く努力をすれば、すべてに余裕が生まれる」と倹約の大切さを訴えています。これは、限られた最少の費用や時間で最大の効果をあげる商行為の原則を指摘したもので、これを商人道の原点として、「万事、物の法に随うこと」と教えました。
梅岩先生はさらに、「正しい商売をするには、まず正しい心を持たなければならない」と述べ、仕事を通して正直な心を修養すれば、おのずとお客様の信頼をかちとることができるのだと考えました。あきないの原点は、一時的な安売りや小手先のサービスではなく、「私心のない真っすぐな心」だというわけです。
梅岩先生の教えは、心学でありながら、だれもが実践できる分かりやすい理論であったため、その後、全国の商人の精神的な支えになりました。現代は、『倹約』よりも「吝嗇(ケチ)」、『正直』よりも「駆け引き」がもてはやされる時代ですが、いまこそ初心に立ち返って、先哲に学ぶべきときではないでしょうか。
是非これから時代を担う若者たちに商売の素晴らしさを知ってもらいたいと思います。私の人生も 百貨店の横浜そごう時代で学んだことが礎となっております。
かんながら ありがとうございます

