15.5と9.9.
同じホリプロの2大看板女優、綾瀬はるか主演の「義母と娘のブルース」と石原さとみ主演の「高嶺の花」の直近の視聴率である。もちろん「ギボムス」が15.5%、「高嶺の・・・」が9.9%である。
両作品ともスタート当初「ギボムス」が11.5%、「高嶺の・・・」が11.1%と良い勝負だったのが、回を追うごとに「ギボムス」は右肩上がりに、一方の「高嶺の・・・」は9%あたりをウロウロという状態になった。
視聴率なんてあてにならないという人も大勢いるけど、この2つのドラマに関しては視聴率が全てを物語ってる気がする。
結論としてドラマってやはり脚本と主役の力量で決まるなぁと思った。
「ギボムス」こと「義母と娘のブルース」は桜沢鈴が2011年、2012年に発表した漫画作品が原作である。原作はもちろん面白いのだが、森下佳子の脚本がとても良い。原作の膨らまし方スリム化が上手いし、合間に入れている小コントが効いている。「世界の中心で愛をさけぶ」「白夜行」「仁-JIN」など綾瀬はるかの代表作をいくつも手がけているだけあって綾瀬の魅力を絶妙に引き出している。
綾瀬はるかもそれに応えて、元キャリアウーマンの義母というキャラクターをデフォルメして面白おかしく、時には感動的に演じているのが良い。元々の天然キャラを伺わせる部分もあって楽しい。
最終回まであと2話、どんな展開をみせてくれるのか楽しみである。
さて、一方の「高嶺の花」であるが、こちらは「101回目のプロポーズ」「家なき子」「高校教師」「人間失格」などで有名な大脚本家野島伸司のオリジナル作品である。
しかし、この「高嶺の花」、野島伸司作品の中で最悪の愚作ではないかと思われる。詳細は省くが、そもそも、各回で微妙に話が繋がってない。突然、突拍子もない展開になって見る方が戸惑う事もしばしば。
伏線が多すぎて、あと1回(最終回)で回収できるのか、見てる方が心配になる。話の舞台は生け花の家元の後継者候補(石原さとみ)と町のちんけな自転車屋さん(峯田和伸)の恋愛話なのだが、とにかく話がとっちらかすぎだし、あるいは、無理やり尺を伸ばそうとして同じ会話を2回繰り返してみせたりしている。これって視聴者が一番「あ~あ」ってなっちゃうパターン。その一方でドラマの本線にまるで関係のない引きこもりの中学生の話がやたらウェイト占めてるし、これ、どうやって回収するの?って思うよ。
あまりの脚本の破綻ぶりに、石原さとみはいつものテンションあげあげの1パターン演技をやけになって演じてるように見えるし。なんだかよく分からない野島節的な難解な台詞が満載だし。
どうせなら、これコント仕立てにした方が良かったんじゃないと思う。
その方が、石原さとみも生きる気がするしね。
とにかく、あと1回どんなラストが待ってるのか、その点では少し楽しみです。まぁ、そうやって、突っ込みどころ満載にて視聴者を引き付ける一種の炎上商法なのかもね(笑)
もうひとつ、ヒロインの相手役に差がありすぎ。「ギボムス」に出演してる竹野内豊と佐藤健が、かっこいい。これ重要!
そそれに対して「高嶺の花」の方は相手役が峯田和伸。いい役者なんだけどねぇ、使い方間違えたね。
いろいろ勝手な事言いましたが、以上、今期夏ドラマの2作の感想でした。
次回は、NHKの朝ドラ「半分、青い」について語らせていただこうかなと思ってます。
では!