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8月31日(土) 大念佛寺(大阪府大阪市平野区平野上町1丁目7−26)  幽霊博物館 へ行きました。


大念佛寺の創建は大治2年(1127年)とされ、日本最初の念仏道場です。「十一尊天得如来」とは融通念仏宗特有の呼称で、阿弥陀如来と十菩薩の絵像です。

山門

鈴願成就
願いを込めた風鈴

「令和の本堂大改修」で本堂に祀られる本尊「十一尊天得阿弥陀如来」をはじめ諸仏、諸菩薩、諸尊は隣接する瑞祥閣(ずいしょうかく)へご遷座(せんざ)されました。現在はその瑞祥閣が仮本堂となっており参拝しました。
経蔵


地蔵堂

円通殿(観音堂)
本尊は五尺五寸の聖観世音菩薩(立像)で最澄の作と伝承されています。

霊明殿

鳥羽上皇の霊牌(れいはい)と御真影(ごしんえい)を祀るために建てられました。

龍王殿 - 縛嚕拏天(ばろだてん)八大龍王を祀る。
楽邦殿

宝物館

延喜殿

こちらが幽霊博物館会場です。
講談とかたりによる公演「幽霊寄席」では、講談師 旭堂 みなみ(きょくどう みなみ)さんによる講談と、かたりべ 満茶乃(まさの)さんが伝える「片袖と絵画に込められた思い」を語られ、「亡女の片袖」、「九相詩絵巻」の特別展示と 新たに大阪市指定文化財に登録された「請雨経曼荼羅」を特別設えで展示されました。


400年前の幽霊伝説「片袖(かたそで)縁起(えんぎ)」
往生(おうじょう)できない女亡者(おんなもうじゃ)に出会う旅人がその幽霊から着物の片袖を渡され、同時に「ある頼みごと」を引き受ける。旅人はその「頼みごと」と片袖を手に大念佛寺へ訪れ、当時大念佛寺の主(あるじ)であった道和上人(どうわしょうにん)にそれらを託す。思いを酌(く)んだ道和が融通本尊(ゆうずうほんぞん)の阿弥陀如来(あみだにょらい)のご宝前で女亡者に対峙して両の手を合わせ、念仏を称(とな)えるとたちまち女亡者が極楽往生するという逸話。 今もその証拠の品「亡女の片袖」はお寺に実在しています。(HPより)


九相詩絵巻
あの人気アニメにもモチーフとされた絵画『九相詩(くそうし)絵巻(えまき)』が特別展示されました。とにかく、インパクトの強い絵画、心して目にしていただきますよう。(Hpより)
美しい女性が亡くなってから土に帰るまでの様子を 9枚の絵にされています。苦手な方は見ないでくださいね。
 






幽霊掛け軸
往生されたいと引き寄せられてきた掛け軸は10幅を超える。「皿屋敷お菊亡霊図」「累(かさね)怨霊図(おんりょうず)」「菅原道真公(すがわらのみちざねこう)怨霊図」など我が国の有名幽霊が参集。作者も来歴もわからない幽霊画であるが、成仏の場として大念佛寺を選び、宿ったと想像されます。(HPより)

様々な幽霊が描かれた12幅の掛け軸です。
こちらも苦手な方の見ないでくださいね。
 







新たに大阪市指定文化財に登録された「請雨経曼荼羅」を特別設えで展示されました。

「請雨経曼荼羅」は、「請雨経法」として雨乞いの修法を行う際に用いられたもの。今回の展示物は多色塗りのもので非常に珍しく貴重なものとなります。

この「請雨経曼荼羅」が凄く素敵でした。ラブ

当日配られた団扇に「請雨経曼荼羅」の一部がプリントされていました。



講談とかたりによる公演「幽霊寄席」を初めて聞かせていただきました。語られる物語のイメージが脳裏に浮かび登場人物の心情まで伝わって来て、不思議な体験でした。

幽霊の絵はお寺で成仏されているのか情念などは感じられず、絵の中で幽霊がモデルを演じているような誇らしげな感じが伝わってきました。照れ



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 明日はきっとハレルヤ飛び出すハート