捨てたらもったいない!? みかんの皮レシピ3選 (ウェザーニュース) 

 

 

今が最旬の温州みかん。一度に何個も食べてしまう、という方も少なくないと思います。食べた後にはたくさんの皮が残り、ゴミ箱行きということになりますが、実はみかんの皮には豊富な栄養が含まれていて、捨ててしまうのはもったいないといいます。

 

みかんの皮の美味しい活用法を「JAにしうわ」女性部事務局に伺いました。

みかんの皮は栄養豊富

「みかんの皮には果肉よりもビタミンCやビタミンE、ポリフェノールが多く含まれます。そのため、アンチエイジングや病気の予防に効果があるといわれています。

 

さらに、みかんの香り成分で、リラックス効果や血行促進などの効果も期待できます。新陳代謝を高める働きがある『リモネン』、血行促進やLDLコレステロールを下げる効果がある『ヘスペリジン』と呼ばれる成分も含まれています」(JAにしうわ)

 

このように皮も栄養豊富なので、「JAにしうわ」では皮も美味しく食べられるレシピを紹介しています。

みかんの皮レシピ3選

 

みかんの皮を料理に使う場合、作っておくと便利なのが「みかんパウダー」だそうです。

 

「まず、無農薬でノーワックスみかん以外は、皮を調理する際、みかんをあらかじめ重曹を入れたぬるま湯か、野菜、果物専用の洗剤で洗ってください。

 

『みかんパウダー』は、洗ったみかんの水気を拭き取り、皮をむいてヘタを取ります。その後、4~7日ネットなどに入れて干します。これをミキサーにかけて粉にしておけば、いつでも使えて便利です」(JAにしうわ)

 

▼みかんパウダーを使ったラスク

〈1〉食パンを適当な大きさに切り、溶かしバターをからめる。

〈2〉グラニュー糖とみかんパウダーを〈1〉にまぶす。

〈3〉190℃に予熱したオーブンで15分程度焼く。

 

▼からだにやさしいみかんクッキー

〈1〉米粉50g、ベーキングパウダー小さじ1/2、みかんパウダー大さじ1をボウルに入れてよく混ぜる。

〈2〉甜菜糖30g、みかん果汁20g、塩ひとつまみを入れてよく混ぜて溶かす。

〈3〉サラダ油30gを〈2〉に入れてよく混ぜて乳化させる。

〈4〉玄米フレーク30gを加えてひとまとめにする。

〈5〉10〜12等分した〈4〉を丸く平らにし、オーブンシートを敷いた天板に並べる。

〈6〉160℃に熱したオーブンで10分焼き、その後150℃に下げて20分前後、カリッとするまで焼く。焼き上がったら網にのせて冷ます。

 

 

 

▼ポリポリみかん

〈1〉みかんの皮の内側の、厚みのある白いワタの部分を少しずつ削ってから、1~1.5cmの短冊状に切る。1日程度天日干しする。

〈2〉薄力粉大さじ4~5に水1/2カップを入れて揚げ衣を作る。

〈3〉揚げ油を中温に熱し、〈1〉に〈2〉をつけて揚げる。このとき衣が取れやすいので、揚がってくるまで触らない。表面がきつね色になってきたら裏返し、表裏きつね色になったら取り出す。

〈4〉揚げたてに塩、砂糖、シナモンシュガーなどをお好みでふって、できあがり。

 

 

昔からみかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」として、漢方薬や七味唐辛子に用いられ、親しまれてきました。果肉だけでなく、皮も工夫して美味しく食べてみませんか。