それは
忘れたのではなく
思い出さなかっただけの‥

雲をさす木々

森にかけるうさぎ達
河に泳ぐ小魚

風に舞う木の葉

人らに蠢く感情

そして

動かなくなった手

束ねる事の出来ない髪

屈むことの出来なくなった脚

何故

私はあの時

踊る事にムキになっていたのだろう‥

何故
それなのに辞めてしまったのだろう‥

1パーセント

不安が
マイナスの全てを呼び込んでしまったに違いない‥

その時
これは二度と出来ない事
と言い放ち
狂ったように集中していた

私の中だけで完成していたその踊りの
舞台は
日の芽をみる事なく
予知していたかのようにその時の配員もバラバラに
それぞれの人生へと帰って行った‥

最初で
最後の一度きりの舞台
いつでも出来るは
‥嘘

もうあの集大成は二度と出来ない‥

時は流れる
人生も流れる

一人一人の美を何分間の中に閉じ込めて
四季を現す個性の4人は

いずれ人生を一回りしてあったにしろ
もう
美味しい時期を過ぎてしまっている果実に等しい
それは熟す前の初々しさにたち
はにかみと怖いもの知らずの中で
精一杯に切り取られる初めての事だから現せられる優雅さ

知ってしまってからなら、皆欲も出るしよく魅せたいと思うに違いない
それらはプロに任せれば良い

その一歩手前
の危うさを秘めたもの

プロだから安心して見れるという前の
かといって
素人の図々しいという所まで行かない
引き際のところの
危うい美
でも
ただひたすらに初々しく‥
本人達の満足度よりも
人の目を奪ったに違いない

あの時でなければ
やはりいけなかったんだと思う

今は
もう
動かなくなった手

カラダ

それらをかかえている自分は
練習すれば良くなるのかもしれない

けれど
このカラダになる前と
どんな風に違っているのかさえ
もうワカラナイ

残しておきたかった‥舞台


次があるとすれば‥
いやもう無い

あれほどの熱い気持ちは

まるでこうなる事を予測していたみたいに‥
ひどくムキになっていた熱い思いは

やろうと思った時が吉日だったんだと…
今更ながら

気がついても‥

‥始まる前に
もはや終わって
しまったこと‥
見果てぬ夢は
泡のごとくに消えた
三人の一番良い時期の熱気と夢も叶えてはあげれなかった事こころより詫びてる次第
これが夢であの時期にもう一度戻れたら‥
面白かったに違いない