子供と一緒にしたいこと

 

この春まごちゃんは五年生になる。

 

YouTubeの動画と一緒に『とんとんとんヒゲじいさん』と唄ってあげたら

 

目を輝かせて真似をしていたのは三歳のときか。

 

そこからしばらく会えない日が続いて

 

一年生で再会したときには一緒に近所の公園に行ってポケモンGOをして遊んだ。

 

今はまごちゃんが喜ぶことが何も思いつかない。

 

私は一家団欒の中で子供を遊ばせる能力が皆無だ。

 

すぐにYouTubeにもお絵描きにも飽きて

 

つまらなそうな顔をするのを見ると戸惑う。

 

先日いつもの手巻き寿司も飽きたのでピザでも取ろうかと思ったが

 

思い切って小麦粉をこねてピザを作ってみるのはどうかと思いついた。

 

私が粉をこねたり伸ばしたりしているのを興味深く見ていたので

 

ビニール手袋をさせてやらせてみたら思いのほかノリノリだ。

 

三枚目のピザは形成からトッピングまでまごちゃんが仕上げた。

 

「私が作ったピザなんだよ」と嬉しそうにママと頬張る。

 

帰るとき「また来てね」と言うと

 

「また来てお料理したい」と明るく答えた。

 

そうかお料理という手があった。

 

宅配ピザのバイトテロの件もあるし手作りというのは

 

衛生的にも経済的にも精神的にも良い事ばかりではないか。

 

パイシートを使ってミートパイやあんこパイを作るのも良さそうだ。

 

 

先日お料理愛好家の平野レミさんの番組を見た。

 

家族のためのお料理を作るのが大好きという能力はどうやって芽生えるのか

 

私には皆目見当もつかないし永遠の見果てぬ夢だ。

 

子供のころから吃音があったレミさんをお父さんは

 

レミ!どもりは可愛いからもっとどもれ!どんどんどもれ!

 

と言ったという話に胸を打たれた。

 

私なら子供に何と言っていただろうか。

 

無類の料理好きは愛情の中から生まれて来るのだなと思った。

 

 

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