なんとなく録画視聴していた「仮想儀礼」
期待していなかったのだが回を重ねるごとに引き込まれてきた。
原作の小説が面白いのだろうか。
主役の二人がすごくいい。
脇のベテラン俳優や
私にはなじみのない若い俳優までも名優ぞろいに見えてしまう。
脚本が良いと俳優の光り方が違う。
先日知り合いの女優さんが出演する映画の試写会に行って来た。
障碍者問題がテーマの作品で有名女優やベテラン俳優がたくさん出ていた。
他の作品では高く評価されて各種の賞も貰っている俳優たちなのが
不思議なことに学芸会のような大根芝居にしか見えない。
これはどういうことかと首をひねった。
長年障碍者問題に取り組んで来た90代の人が脚本監督のようだ。
だからなのか主婦や人間関係の描写があまりにもステレオタイプで古い。
贅沢にベテラン俳優を使ってお笑い要素も入れているのだが
テンポが悪くて今一つ笑えない。
なんてもったいないのだろう。
私ならこの素材ですごく面白くできるのにな。とまで思ってしまった。
障碍者の感動的な実話が元になっているストーリーも
もっと斬新にドラマチックに描くことが出来ただろうに。
新鮮な視線と才能があれば全然違った作品になったはずだ。
最近漫画のドラマ化による脚本の問題が話題になっているが
脚本って本当に大事だ。
朝ドラ「ブギウギ」は大成功しているが
ここ10年以上朝ドラもクソドラが多い。
若くて才能のある脚本家を期待したい。