念願だった穴窯の中を覗くと

 

背徳の炎がゆれていたのであった・・・

 

 

 

快調に展開していた朝ドラ「スカーレット」が急につまらなくなったのは

 

ヒロイン喜美子から笑顔が消え陰気臭くなったからだ。

 

三津という若い女性の弟子を取ってからどうも喜美子の表情がさえない。

 

悪い子じゃないのだけど私も三津のテンションが苦手だ。

 

こんなのが職場にいたら利害関係なくてもイライラしっぱなしだと思う。

 

しかも喜美子は夫と三津との距離がおかしいと感じはじめたのだ。

 

三津を演じる黒島結菜ちゃんは

 

癒し系の可愛いお嬢さんでけっして女性を敵に回すタイプではない。

 

今売り出し中の可愛い子がどうしてこんな損な役を引き受けたのだろうか。

 

ほとんどの女性が苦手な女じゃないか。

 

たいして真剣に見ていなのに朝からどんよりした気分になった。

 

それというのも

 

才能で妻には勝てないと気付き始めた夫が腐りだして目下の若い女性に走る

 

という今話題の東出・杏夫妻のもめ事にもまるかぶりするのもあると思う。

 

けったくそ悪いったらありゃしないのだ。

 

 

こんな不快な偶然は前作「なつぞら」にもあった。

 

ヒロインが念願のアニメ制作会社で活躍しはじめた丁度そのときに

 

あの京アニ放火事件が起こったのだ。

 

悲惨な事件と重なってしまってヒロインの職場シーンが直視できなかった。

 

奇妙な偶然だった。

 

 

再放送の「おしん」の方は50代になったおしんに息子の縁談が持ち上がった。

 

あの壮絶な嫁いびりで地獄を見たおしんがなんと

 

姑根性を丸出しにして文句を言っている。

 

苦労知らずのお嬢様だからおしんとは何から何まで心がけが違うのだろうけど

 

何もあんな憎々しくダメ出ししなくってもいいのに。

 

血縁の無い子供を二人も育て上げた心の広いおしんはどこに行ったのだろう。

 

今や佐賀のお姑さんからされた仕打ちを正当化して語っているではないか。

 

なんだかなあ。