午後3時20分から20分間行われたLMP1及びLMP2クラスの公式予選で、TS030 HYBRIDのス
テアリングを握ったのはニコラス・ラピエール。コースは午後早くに降った雨の影響で、ウェットとド
ライが混在する難しいコンディション。
チームメイトのアレックス・ブルツと中嶋一貴が見守る中、ニコラス・ラピエールは、ミシュランのイ
ンターミディエイトタイヤを装着してタイムアタック。乾き始めた路面でスリックタイヤに交換する直
前に、1周のタイムアタックを行い、見事にトップタイムを叩き出した。
その後も、ラップタイムを順調に短縮したニコラス・ラピエールであったが、公式予選最後の数分で
ライバルと激しいタイムアタック合戦を繰り広げ、惜しくも僅差の3番手で公式予選は終えた。その
結果、トヨタ・レーシングにとってのWEC2戦目は、グリッド2列目から首位争いへと挑むこととなっ
た。 明日日曜日の決勝は、午前8時55分から20分間のウォームアップ走行に続き、正午に6時間
レースの決勝がローリングスタートで開始される。