1号車は141周目に最後のピットストップをすませると、その後もファステストラップを何度も更新


る攻めの走りでクインタレッリがトップを独走、最後は2位に12.950秒の大差を付け、今季初の


優勝をものにした。同時にこれはニッサンGT-RにとってもGT500クラスでの今季初勝利となった。


またその後方には#23モチュール、#12カルソニック、#24D'stationと一時はGT-Rが1-2-3-


4を形成する。


しかし終盤に入って#17ケーヒンHSVが再び右リヤタイヤのバーストに見舞われて130Rで激しいク


ラッシュを起こし、このレース2度目のセーフティーカーが導入された。幸いドライバーの塚越広大


は無事だったが、このSCランが上位陣の差を縮める結果となった。


ここで息を吹き返したのが#35KeePer KRAFT SCだった。35号車はレース再開となった直後から


#12カルソニックGT-Rの背後に迫り、165周目の1コーナーでアウトから抜去って3位に浮上する


と、167周目の130Rでは#23モチュールのインをついて2位に。この際に#12カルソニック、


#24D'stationも#23モチュールを抜き去ってそれぞれ3位、4位でフィニッシュした。


 一方GT300クラスは、それまでトップを独走していた#66アストンマーチンが終盤に入って失速、


#3S Road GT-Rを駆る関口雄飛が一時は10秒差にまで迫ったが、3号車に対して黄旗追い越し


による10秒ストップのペナルティが下り、66号車が逃げ切る格好になった。3位には相次ぐペナル


ティに苦しんだ#88マネパ ランボルギーニGT3が入った。