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22日にリーガ通算得点記録を更新したばかりのFWリオネル・メッシが、元R・マドリーのFWラウ
ル・ゴンサレスと71得点で並ぶ欧州CL通算得点記録も更新するかに注目が集まる中、前半3分
にメッシに好機が訪れる。しかし、FWペドロ・ロドリゲスのパスから抜け出して放ったシュートはGK
ウルコ・バルトに阻まれた。
その後はバルセロナが圧倒的にボールを支配するものの、フィールドプレーヤー全員が自陣深
くまで戻ってゴール中央を固めるアポエルを崩し切れずになかなか決定機を作れない時間帯が
続いた。そんな中でもシュートチャンスを作り出し、前半17分にはMFイバン・ラキティッチとのワン
ツーで右サイドを突破したメッシのパスからFWルイス・スアレスが狙うも、バルトのセーブに遭って
ネットを揺らせない。さらに同23分にはメッシのパスからDFジョルディ・アルバが抜け出したが、
シュートは枠を捉え切れなかった。
しかし、前半27分にスアレスが個人技からゴールをこじ開ける。J・アルバの縦パスから鮮やか
なターンでPA内に侵入すると、落ち着いて先制点を流し込んだ。リーグ戦でもゴールのなかった
スアレスにとって、バルセロナ移籍後公式戦初ゴールとなった。
そして、前半38分にはメッシが新記録を打ち立てる。ラキティッチとのパス交換でゴール中央で
ボールを受けると、MFラフィーニャへ預ける。自らはPA内に入り込むと、ラフィーニャのシュートに
反応して右足でコースを変えてネットを揺らした。この得点でCL通算72得点目を挙げたメッシは
CL通算得点記録を更新し、チームメイトから祝福を受けた。
さらに2-0で折り返して迎えた後半13分、DFダニエウ・アウベスの縦パスから抜け出したメッシ
が、自身2点目となるチーム3点目を右足で流し込んでCL通算得点を73まで伸ばす。
後半20分にはカウンターからアポエルに決定機を作られるも、MFトーマス・デ・ビンチェンテの
シュートをGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが弾き出してゴールを許さず。後半25分にラ
フィーニャが2度目の警告を受けて数的不利に陥ったバルセロナだったが、同40分にDFジョアン・
ギリェルメが退場して数的同数になった。
すると後半43分にもメッシが右足でゴールを陥れてCL通算得点記録を74まで伸ばし、自らの記
録更新をハットトリックで祝った。チームも4-0の快勝で、CL4連勝を飾った。