姑の大たい骨の手術も無事に終わり

「腰が痛い 腰が痛い」と連呼していた

姑もしばらくしたら落ち着いた

わたしは何時ものようにお菓子とジュースを持って

姑のいる面会室を覗いたがショートカットのおばあさんが

いつも姑のいる場所にいた

 

姑の病室を見ても居ないので~もしや~と思い

面会室のショートカットのおばあさんの顔を覗き込んだ

「あっ ああぁ おかあさん!!!!」

「どうしたの?髪の毛きっちゃたの?」

と聞くと姑が

「ほっほっほーーー  そうなのよ~切られちゃたの」

と笑顔でわたしに言う

 

姑の髪は長くて白髪交じりであまり見ていて

気持ちのいいものでもない

しかし本人はずーと切りたくないと鋏を入れなかった

短く切った髪は清潔で姑に良く似合っていた

「お義母さん ヘアカットしてもらってよかったね」

とわたしは言った

姑も満足そうにそして嬉しそうにうなずいた

 

わたしは少しさみしかった

入院した当時は姑の髪をお下げにしたりアレンジしてくれてたのに

なぜ急にショートカットにしたのだろう?

 

そこに嫁の意思は入らないのだろうか

”人の尊厳”に真剣に考えなければならない時が来ている