今回の参院選で思い出したのが故野村克也監督がよく口にしていた勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしです。ウィキによればこの格言は松浦清(肥前国平戸藩の第9代藩主)の言葉で彼は心形刀流剣術の達人として知られているようです。自民党を中心とした政権が衆参両院で過半数割れするのは1955年結党以来との事です。

負けに不思議な負けなし~やはり急激な物価高騰に対する対応の遅れが第一の敗因かなと思います。ただ与党に失望した票が向かったのは野党第一党の立憲民主党ではなく、国民民主党や参政党でした。

その意味では受け皿となり得なかった立憲民主も敗北の結果と受け止めるべきですね、自分には国政から引退したはずの議員が参院選の比例で復活する辺りがどうもすっきりしません。人材不足なんですかね?

さて今回の注目選挙区はやはり東京でした。話題豊富な人達がよくもこれだけ揃いましたね、さすがメトロポリタン!参政党のさやがジャズシンガーとは全く知りませんでした。通称シンガーソングキャスターなんだそうです。えっ何それ?

この歴史的な大敗を喫してもなお石破首相は比較第一党としての責任を果たすと引き続き続投の意思のようです。首相の言行不一致こそが敗北の要因でもあるのにこの方の行動原理はもう理解不能です。

連休明けの市場動向ですが225先物は殆ど動き無し、為替は少し円高に振れています。結果はかなり織り込み済みのようです。おしまい。