15日からカナダで開催されるG7=先進国首脳会議ですが半世紀を経て取り巻く状況はかなり変わりました。発足当時はオイルショックに伴うインフレと不景気の打開の為に主要先進国が一堂に会してその対応策を協議するのが目的でした。

今回のG7はカナダのアルバータ州カナナキスで開催されます。2002年6月にもこの風光明媚な場所で開催されたようですが今回は米国と隣接する州として注目されています。(笑)

発足から半世紀を経て世界全体のGDPに占めるG7の比率は当初約6割だったのが現在では4割ほどに下がっています。特に21世紀以降はBRICSの成長とG7の後退が著しいです。

人口では中国とインドを抱えるBRICSとの比較にはなりません。G7とは世界人口の一割に満たない国々が集まる会議です。

最近の国際会議においては共同声明が出ないというケースが増えてきました。今回はEUの2名を含む9名の中で6名が新たなメンバーです。はたしてどういう声明が出るのか、あるいはどうやって決裂を回避するのか(笑)注目です。

おしまい。