先日紛争勃発したカシミール地方ですが21世紀入りしても未だにこの地域は国境が定まらず3か国による実効支配が続いています。陸続きで山岳地帯、おまけに隣国同士の仲が悪いとなれば線引きは一層難しそうですが本日はその備忘録です。

カシミール地方と聞けば自分が思い浮かぶのはやはりカシミヤです(笑)独特の滑らかな肌触りは別格ですよね、カシミヤヤギ1頭から採れる量が少なくてウィキの解説では”繊維の宝石”と表現していました。羊毛より細長くて真っ直ぐですね。

ところでヤギ(山羊)とヒツジ(羊)の違いは何だろうと調べてみるとヒツジはおとなしくて草しか食べませんがヤギは活動的で草の他に木の芽や樹皮なども食べるようです。ヤギは山羊の文字通り山岳地帯や乾燥地帯など険しい条件にも耐えるとの事でした。

さて紛争の発端はインドが1947年にイギリスからの独立した当時まで遡ります。インドでは大多数のヒンズー教徒とイスラム教徒が独立を巡って対立を深め、結局はインド・パキスタン分離独立となったようです。

統治者が代わると政情不安になるのは歴史上の常ですが特にイギリスが絡んだ地域に顕著です。自分が知る限りでも印パの他にパレスチナ問題も然りです。中東における100年前の三枚舌外交などはとても紳士の国とは思えません。

現在のカシミール地方の紛争は印パと中国の三つ巴です。パキスタンは中国、インドはロシアが援助して対決構図が更に複雑化しているようです。印パ両国の軍事力にはかなりの差がありますが核弾頭の保有数は互角です。

風光明媚なヒマラヤ山脈は紛争が収まれば観光地として大きな可能性もあるのに当分それは夢物語なのかもしれません。

と言う訳で本日は自分の備忘録として印パ紛争をまとめてみました。おしまい。