最近時々耳にする”サラダボウル社会”は米国で広がっている表現なんだそうです。これまでは”人種のるつぼ”と言う比喩で”一つのアメリカ人”を表現していましたが最近は様々な個性や文化を容認するという”サラダボウル社会”に変わったようです。アメリカは既に分断国家に変貌していますからその意味で”一つのアメリカ人”というのはもう時代に合わないのかもしれません。
NHKの首都圏情報ネタドリでは先週この話題を取り上げていました。まあかなりの番宣を含んで閉口しましたが(笑)首都圏に広がるサラダボウル社会を紹介していました。それにしても最近NHKの番宣の多さは目に余るものがあります。
都内では既に御徒町や新大久保などは外国人の多い地域として定着していますが番組では新たなサラダボウル社会としてインド人が多く住む西葛西のリトルインディアを紹介していました。IT関連のエンジニアとして彼らの需要が多いようです。
続いては最近道路の陥没事故が起きた八潮市ですがここはパキスタン人が多く、八潮にちなんで彼らはヤシオスタンと呼ばれているようです。八潮周辺は海外向けの中古車販売業者が多く、その大半がパキスタン人らしいです。
あと自分が時々訪れるのはライブハウスのある蕨市ですがこちらはクルド人が多く、蕨にちなんでこちらはワラビスタンと呼ばれているようです。元々”スタン”とはペルシャ語で土地という意味で国名に~スタンが多いのはその由来のようです。
クルド人が他の民族と異なるのは自分達の国が存在しないことです。こうしてみるとトルコが一番多いですが主にトルコ~シリア~イラク~イランの国境を跨いで居住地域が点在しています。
自分は蕨で以前訪れたのは”ハッピーケバブ”という店でメニューはナンに野菜や肉をはさんで食べる料理です。従業員の多くは中東出身者ですが各々の国籍はさっぱり分かりませんでした。宗教の関連か豚肉は使わず、牛肉も少なめで殆どが鶏肉でした。
メニューには野菜たっぷり!とありましたが実際は野菜も肉もたっぷりでした(笑)がマックのようにダブルとかビッグとかはありません。あと無料サービスでお茶を出してくれたりして自分の印象は良かったです。
と言う訳で本日は首都圏に広がるサラダボウル社会のご紹介でした。おしまい。