本日は年末年始に読んだ本の備忘録です。この本を読むきっかけはドイツという国は北部と南部で随分と文化が違うなぁ〜と昔働いていた職場で感じていたからです。そんな興味から読み始めましたが・・いや~難しかったです(笑)やはり大まかな歴史の流れが分かっていないと駄目ですね、結局文字面を追うだけで終わってしまいました。

何せ地名や戦役の場所、あるいは人名が分からないのでこの本を読みながらウィキで調べるということの繰り返しでした。プロイセンはベルリン周辺のブランデンブルグ地域が発祥の地でしたがその後は現在のポーランド北部からバルト三国方面にかけて拡大していったようです。何とかを読み終えましたがおそらく理解度は20%ぐらいだと思います。(笑)

そんな中で印象深いのは1807年に締結されたティルジット条約です。会談場所はネマン川沿いの街(現ロシア・カリーニングラード州)で何と浮かぶ筏の上で行われたようです。筏ですよ、いかだ(笑)当時はナポレオンがヨーロッパ各地で暴れていた時期でプロイセンとロシアはフランスに敗れて結んだのがこの講和条約です。

やがてプロイセンは1866年の普墺戦争でオーストリア、1870年の普仏戦争でフランスに勝利して1871年にドイツ帝国を誕生させました。そのドイツ皇帝の戴冠式はヴェルサイユ宮殿で行われました。長年の宿敵フランスを破った証しとしたかったんでしょうね。壇上が初代皇帝のヴィルヘルム1世、中央の巨漢が宰相ビスマルクです。

プロイセン主導で統一されたドイツ帝国ですが質実剛健の気質に平地の広がる北部とアルプスに近くて芸術の香り高い南部の諸王国が連合した経緯もあって今でも州の独立性が強いというのが自分の印象です。その意味では同じ頃に明治維新を迎えて一気に中央集権国家となった日本とは対照的な国の建付けとなりました。

と言う訳で本日は消化不良に終わった(笑)プロイセンに関する本の備忘録でした。おしまい。