昨日は今年最後のイベントとして千葉県立美術館を訪れました。現在は”浅井忠、あちこちに行く”の展覧会が開催中です。
美術館の入口には彼の銅像がありました。浅井忠は千葉県佐倉市の旧藩士を父親に持つ千葉県由来の画家です。
何故に”浅井忠、あちこちに行く”というタイトルなのかと言えば彼は東京~パリ~京都と渡り歩いた画家だったからです。
展示作品が多く、殆が写真撮影OKでした。まずこちらは東京にいた頃の”漁婦”という初期の作品です。
こちらはパリ留学時代の作品で”フォンテンブローの夕景”です。素人目ですが何処となくミレーの作品の影響を感じます。
こちらは帰国後の京都在住時代の作品で”武士山狩図”です。晩年の彼は京都高等工芸学校で後進の指導にあたって関西画壇の育成に努めたようですが1907年、51才の若さで病没しました。
この美術館で驚いたのは65歳以上は入場無料ということです。割引というのはありますが無料というのは初めてです。千葉県はなかなかの太っ腹です。(笑)
庭を眺めながらのレストランも併設されていました。お値段も美術館内の割りには至極普通の設定ですね、この辺りも県立の影響でしょうか。
この美術館は開館50周年を迎えていましたがパネル全体が横方向に長く伸び過ぎて全体を撮れませんでした。
今回は電車を利用しましたがその中で初めて懸垂式モノレール(上から吊るタイプ)に乗りました。二両での運行のせいか加速スピードは速く、小回りが利くのでビルの合間もスイスイといった感じです。
最寄り駅は千葉みなと駅ですが文字通り千葉港が目の前で多分埋め立てた埠頭の一画に美術館や公園を整備したのかな思います。
おしまい。