早稲田大学のハイソサエティは吹奏楽の楽器構成でジャズを中心に演奏するバンドです。自分がこのコンサートを知ったのは地元ゴルフ愛好会のメンバーの一人が早稲田のOBで定期コンペの表彰式の席で紹介されたのがきっかけです。

会場は野田ガスホールです。以前は野田市文化ホールでしたが地元野田ガスが命名権を取得して現在に至っていますので建物自体は変わっていません。市役所と隣接した場所にあり当日は30分程前に車で到着しましたが既に満杯でやむなく臨時駐車場に停めました。予想以上の盛況ぶりでビックリしました。

早稲田大学はジャズに関連した人物を多く輩出して大橋巨泉やタモリ、ギターの増尾好秋やベースの鈴木良雄などが有名です。ただ最近はあまり聞こえてきませんね、真面目に単位を取って無事に卒業する学生が増えたのかも知れません(笑)。ちなみに前出の四名のうち巨泉とタモリは中退、増尾は在学中にプロ転向、と言う訳で卒業したのはチンさん(鈴木良雄の愛称)だけです。

ホールに入ったのは10分前でしたが開演時にはほぼ9割の席が埋まっていました。やはり大学のネームバリューとOBの連携が上手くいっているようで家族連れやお孫さんの姿も目立って世代的にも幅がありました。この周辺は土地に余裕がありホールは単体の建造物のせいか観客席の傾斜がなだらかでゆったりとした造りです。

演奏はクリスマスのお約束ソングやジャズの定番曲などです。また演奏の合間にはクイズを楽しみました。そんな中でバンドマスター兼ギタリストの黒澤君、新しい感覚のソロが素晴らしかったです。あと名前は分かりませんが背の高いトランペッターのパーカーも喜ぶ?ビバップ風のソロが印象に残りました。(画像はXから拝借)

もう半世紀以上前になりますが自分がまだ高校生の頃に兄と共に地元で早稲田のハイソを聴いた事があります。その時はたった5才位しか違わないのに彼らを随分大人のように感じましたが今回は皆ほほえましい若者達でした。まさに光陰矢の如しです。

約2時間のコンサートは盛りだくさんの内容とちょっとアマチュアっぽい司会進行などプロのライブとは違った雰囲気を楽しめました。おしまい。