行員による貸金庫の盗難事件に加えて新たな脅迫事件も明るみに出てきたのが三菱UFJ銀行です。それにしても事件の発表が両方共に遅いですね、また半沢頭取というのも偶然にしては出来過ぎです。銀行など金融機関の犯罪の多くは億単位の被害になりますから始末に負えないです。

ただ今回感じるのは貸金庫の被害というのは金額がはっきりしないですね、あと元行員が未だ逮捕されないのも不思議です。貴重書類はまだしも脱税目的などの物品保管に悪用されることもあるのかな?まあ疑い始めると切りがありませんが。

こちらは副支店長が顧客の社長を脅迫した事件ですが本人が保有するその会社の株価が下落して被害を被ったようです。持っている株価が下落するなど日常茶飯事ですから(笑)もしそうだとすれば余りにも身勝手というか子供っぽいです。

さらに今年はこの他にも出向中の裁判官によるインサイダー取引や野村證券社員の強盗殺人未遂事件が起きるなど不祥事が重なりました。

不祥事の公表が遅いのは各支店内で出来るだけ処理しようとする社内風土によって事件の詳細がトップにまではなかなか伝わらないという構造的な問題があるように思います。

と言う訳で振り返れば今年は日本の代表的な金融機関での不祥事が際立ちました。おしまい。