この美術館は1990年の開館で千葉県佐倉市のJR佐倉駅から送迎バスで20分程の場所にあります。所蔵作品はクロード・モネの「睡蓮」やルノアールの「水浴する女」他にはレンブラントやシャガールなど名作揃いのようです。美術館の外観はさすがに千葉県、ゆったりとした造りです。(笑)

こちらは館内の様子ですが館内も広々としてますね、所蔵作品は印象派以降から現代美術に亘りますが割りと新しい作品が中心のようです。

ちなみにDICとは(旧)大日本インキ化学工業が“Dainippon Ink and Chemicals”の頭文字を採って2008年にDICに社名変更しました。また会社を創業した川村家が美術品を収集してきたのが美術館名称の由来です。ところが先月下旬に突然来年1月で休館との発表がありました。

美術館の周りには池や庭園も拡がっていて散歩も楽しめそうです。同じ県内でそれ程は遠くないんだからもっと早くに行っとけばと反省しきりです。今のままでは来年1月で閉まりますのでその前に一度訪れてみようと思っています。

美術館休館に至る背景には今年3月に同社の株式の8.56%を取得した香港の投資ファンド”オアシス・マネジメント”の存在があるようです。本業と関連の薄い資産は売却すべきというのがオアシスの主張のようで最近よく耳にする”モノ言う株主“ですね。

突然の発表で地元の自治体や支援者が署名活動を検討しているようですが先行きは全く不透明のようです。おしまい。