今年の高校野球は京都国際の初優勝で全ての日程を終了しましたが自分の記憶に残ったプレーは準決勝で見た関東第一のバックホームです。これには偶然と必然がありました。偶然は打球の当たりが良すぎてセンターに抜ける時間が短かった事、必然はセンター飛田君の守備位置がバックホームに備えてかなり浅めに守っていた事です。

この映像では打球の抜ける様子やセンターの守備位置がよく分かります。飛田君が送球した場所はもう殆どショート後方ですね(笑)。あと試合終了直後に泣き崩れる神村学園の選手に声をかける審判にも泣けました。関東第一は決勝戦で惜しくも敗れましたがこのプレーを含めて全般的に守備が良かったと思います。

高校野球のバックホームは何と言っても1996年の決勝戦、松山商vs熊本工です。画像は観客が偶然撮ったバックホームの瞬間ですが松山商の澤田監督は今も大切に保管しています。ここにはライト矢野君からの返球を一直線上で万全の中継体制を採る松山商の守りが映っています。監督は繰り返し練習してきた事が大一番で発揮出来たことを誇りとしているようです。

以前は高校野球が終わりると秋の気配を感じましたが今はそんな雰囲気は全くありませんね(笑)。おしまい。