早いもので今年の大河も今月末で2/3が終了していよいよ佳境に入ってきました。これまでの道長とまひろは恋愛シーンが多くてやや食傷気味でしたが(笑)今後の道長は貴重な越前和紙を提供しながらスポンサーとして紫式部を支えていくことになります。

自分には小説の執筆など一度も経験がありませんがジャズのようなコード進行やソロのパターンといった枠組が無い訳ですから自由度が多い分だけ大変な作業だと思います。先週はまひろが何かのアイデアが閃いた瞬間を色の付いた和紙が空から舞い降りてくるシーンで描いていました。

本来左利きの吉高ですが右手の運びにすっかり慣れてきましたね、かつて源氏物語の現代語訳を出版した瀬戸内寂聴は”あり得ない事を書くのが作家の仕事”と言っていましたのでおそらく紫式部に共感していたんだろうと思います。何しろ”そんなのあり得ねぇ~”の連続ですから(笑)。

定子が亡くなって以降は清少納言が登場するのは回想シーンとなるので少し寂しいです。紫式部とは年代的に少しずれているので止む無しですけれどもこれってウイカロス?(笑)。おそらく今後の大河ドラマでこの時代を描くことは少ないと思いますので清少納言=ファーストサマーウイカというイメージはずっと記憶に留まると思います。

今ならば文章の作成にはそれこそ生成AIが大活躍の世界ですが凡そ1000年も前に作家が創造した物語が現代においてもなお愛読されるというのも凄いなぁと思いました。これからは栄華を極めてゆく道長に対するまひろの想いがどう変化していくのかも注目しています。

と言う訳で残りの大河ドラマの展開を楽しみたいと思います。おしまい。