最近の国際社会で存在感を高めているBRICSですが最初はBRICsだったのをご存じですか。今は当たり前のようにニュースに登場しますが最初は金融界の専門用語だったんです。2001年にアメリカの経済学者が自身のレポートの中で🇧🇷ブラジル、🇷🇺ロシア、🇮🇳インド、🇨🇳中国の四か国の頭文字BRICをまとめた複数形としてBRICsなる用語を生み出しました。その後🇿🇦南アフリカを加えてBRICsからBRICSと変更され、やがて5か国の総称として広く使われるようになりました。

その後BRICSは拡大の一途を辿り、現在は11か国に拡大しています。これからも増えるますのでその度にBRICS○○と数字が変わっていくことになるんだろうと思います。

主要7か国(G7)との比較は以下のとおりです。GDPではまだG7には及びませんが追い抜くのは時間の問題です。何せG7でまともに経済成長しているのは🇺🇲アメリカだけですから(笑)。

ウクライナ侵攻で孤立するロシアはどうやらこのBRICSの枠組みをG7の対抗軸として政治利用したいと考えているようです。その意味では一見米ソによる東西冷戦時代の再来のように見えますが・・・

冷戦当時と決定的に違うのはロシアの地位の低下、中国やインドなどの台頭です。中国やインドはアメリカとの全面対決などはごめん被るという姿勢ですからこのグループが一枚岩となってロシア主導で動くということはまず考えられません。

ただ最初はアメリカで使われた経済の専門用語がやがて政治的な対抗軸の名称として使われるとは何とも皮肉な結果です。😭