第21回の光る君へ~では為時一家がいよいよ越前に向かいました。あれっ?と思ったのが旅程で琵琶湖を渡っていたことです。と言いますのは京都から越前方面に向かうのはてっきり陸路だと思っていたんです。それにしてもこのシーンを収録する為に本物の船を二隻作るとはさすがに大河ドラマですね、今は予算の制約で大抵はCGやVFX導入のシーンですが。

ところでまひろは船旅の最中にも琵琶を弾いていました。琵琶湖だけに?(笑)ドラマの中では何度も琵琶を弾くシーンはありますがポロロ~ンとするだけでなんかピンときません。吉高は左利きなので弾きにくいんですかね。

現在京都から敦賀に向かうには湖西線か東海道線で米原経由の北陸本線ですがそんなもの千年前にはありませんから琵琶湖を船で渡るほうが陸路よりは楽なんだろうと思いました。

琵琶湖を渡った後は何度かの峠越えになり山間の行程です。それにしても為時の出で立ちは国府就任後には随分と立派になりましたね。

あとこの回で印象に残ったのはまひろが桔梗に対して心傷の定子を慰める為に何か物語でも書いて差し上げたら?と勧めるシーンです。これが枕草子誕生の導入部分になりましたね。

物語を書くにも当時は紙がとても高価だったようで実際のところはスポンサー(桔梗=定子、まひろ=道長)がつかないと執筆するのは不可能だったようです。

こうして見るとウイカが何故か本物の清少納言に見えてくるから不思議です(笑)。おしまい。