まず冒頭では道長が右大臣に任命されて公卿の頂点に立ち、これを境に先を越された伊周との軋れきが高まっていきました。まあ父親の道隆がやりたい放題でしたから因果応報ということでしょうか。あと今回は国司やら除目やら陣定やら聞き慣れない言葉が出てきてその都度ウィキに向かう羽目になりました。困った時のお決まりパターンではありますが。

またドラマの前半では道長に対して行成が日記を書くように勧めるシーンがありました。行成曰く、日記を書くと物忘れが無くなる言っていましたがそれはあくまでも若い頃の話ですね(笑)、これが後に御堂関白記と呼ばれる道長の日記で素直に自分の考えや感情を記しているようです。

清少納言の根回しが功を奏してまひろは初めて参内し、一条天皇に謁見しました。身分の差に関係なく官吏を登用する宋の科挙制度の導入を進言するという思い切った行動に出ました。この二人が並ぶと華々しくていい感じですが十二単はいかにも重そうですね。

まひろの父、為時は道長の計らい?により突然位階が上がって従五位下となり、越前国司赴任への道が開かれることになりました。親子共に思わずえ?本当ですか!と驚きを隠せない様子です。いよいよ越前武生が近づいてきました。

番組の終盤では長徳の変が始まって久々にお坊さんの花山天皇が登場しました。それにしても花山天皇は道兼には騙されて出家させられ、伊周には痴話喧嘩(笑)で矢を放たれるなどもう踏んだり蹴ったりですね。この変により道隆を祖とする中関白家は凋落していくことになります。

という訳で第19回はいろんな動きがあって面白かったです。おしまい。