本日は自分の備忘録ですのでご興味のない方はどうぞスルーしてください。さて鉄腕アトムとS.ワンダー、セーラームーンは共にその曲に引用されているのが全音音階(ホールトーン)です。鉄腕アトムはテーマ曲のイントロの部分、スティヴィー・ワンダーの”You are the sunshine of my life”のやはりイントロ部分です。セーラームーンは必殺技を繰り出す時に炸裂します(笑)。まずは鉄腕アトムですがイントロ部分のほんの一瞬です。どんな感じなのかお聞きください。
いかがでしょう、何やらふわ~とした浮揚感というか雲の上を歩いているような感じがしませんか?この旋律が全音音階です。さてこちらはスティヴィー・ワンダーの”You are the sunshine of my life”です。こちらもイントロ部分に出てきますのでそれお聞きください。
こちらはセイラームーンの必殺技、ムーン・ヒーリング・エスカレーションを繰り出す時にこの音階を使つています。うーん、なるほど!(笑)
全音音階の特徴は1オクターブを6等分した音階です。ポイントとなるのは4番目の音で通常のメジャースケールでは3番目と4番目は半音ですがこれが全音になると糸の切れた凧というか宇宙遊泳というか曲の縛りから解放された感じになるんです。楽曲には通常長短それぞれ12のキーがありますが全音音階は2通りしかありません。
鍵盤上では赤がCホールトーン、青がD♭ホールトーンです。ホールトーンにはどのキーに対しても合う音と外れた音があるのでアドリブで使うとちょっとアウトしてカッコよく聞こえるんです。あくまでも主観ですが。(笑)
全音音階は特段新しい理論ではなく、クラシックの世界では既にドビュッシーやラベルの曲には使われているようです。ただ自分はクラシックに詳しくないのでこの投稿では割愛いたします。おしまい。