あるブロガーさんの投稿で最近オスカー・ピーターソン(=ジャズピアニスト)の映画が公開されていることを知りました。フレディ・マーキュリーの映画が大ヒットしてから音楽家を紹介する映画が増えてきましたね、ピーターソンは1925年生まれなので来年で生誕100年目を迎えます。1953年に初来日した際には演奏中に何と座っていた椅子を壊すという前代未聞の事故を引き起こしました。(笑)

映画の予告編はこちらです。ジャズファンにとっては馴染み深いピアニストですが一般的にはどうなんでしょうか、ちなみにこの映画は千葉県では柏のキネマ旬報シアターでしか見られません。しかも一ヶ月遅れの3月2日からです。(笑)

彼はとにかく超絶技巧として知られています。それを可能にしているのは身体と手の大きさです。それでは彼の演奏をアップしますのでご覧ください。まずは自分の兄のお気に入りの曲でいつも酒を飲みながら聞いていたサテンドールです。

こちらは1987年の日本公演のライブ映像です。上から撮っている場面もあるので身体や手の大きさがよく分かると思います。あと彼はスタインウェイではなくベーゼンドルファー弾きとして有名です。タッチが微妙に違うんでしょうか。

こちらは1994年のギターを加えたセッションですが自分はここでの彼の演奏がとても好きでよく聞いています。ただギターがソロをとっている時も弾きまくってうるさいですが(笑)。自分たちアマチュアはソロをとる場合、通常は2小節~4小節単位で何とかやり繰り(笑)していますが彼の場合はもっと大きな括りで考えているように感じます。

ピーターソンをこよなく愛するピアニストとして日本には小曽根真がいます。こちらは彼の曲で"Dear Oscar"ですが”Oscar”とはオスカー・ピーターソンを指しています。ピーターソンの陽気な演奏スタイルが関西人の小曽根(=神戸市出身)に合うのかもしれません。

と言う訳で来月まで待って映画を見に行こうかと思います。おしまい。