現在NHKのBSで”ヨーロッパ食材紀行”という番組が再放送されていて其々のお国柄に特徴があり、面白くて秘かに楽しんでいます(笑)。一口にヨーロッパといっても南と北では食材にかなりの差があり、そもそも食べ物に対するこだわりなどの違いもあります。まずご紹介するのは南仏マルセイユのカサゴ料理です。最初に家庭料理としてカサゴの蒸し煮が紹介されていますがポイントはスライスしたレモンとたっぷりのオリーブオイルです。地中海地域の恵みを全て使うんですね。
一方でドイツの料理は質素そのもの。そもそも食材として紹介するのがジャガイモという時点で既にやや地味(笑)です。こちらのメニューはいわゆる”農夫の朝飯”ですが茹でたジャガイモと炒めたベーコンに溶き卵を上からかけてオムレツ風に仕上げたものです。いかにもドイツっぽい質素なメニューですね、食材に乏しい彼らにとってはもう食べ物があるだけで有難いという感じが伝わってきます。
最後はイタリアから白トリフを使った料理ですがこれは食材をいかに美味しく食べるかという飽くなき工夫が感じられます。いずれにせよ欧州ではどの国も必ず火を加える工程があってそのあたりが日本食との根本的な違いだと思います。
と言う訳で本日はNHKBSで再放送中の番組、ヨーロッパ食材紀行をご紹介しました。おしまい。