昨晩雨が降ったのか雨戸を開けたら道路が湿っていました。そのせいかやや暖かい朝です。さて本日はこの時期にちょっとベタですがジャズ演奏による“枯葉”をご紹介いたします。元々はシャンソンの曲ですがコード進行がシンプルなので演奏の自由度が高くてジャズプレーヤーの格好の題材となっています。まずはバンド編、次にピアノ編をアップしますので秋の夜長にいかがでしょうか。最初はキャノンボール・アダレーの枯葉(1958年)ですがトランペットで参加しているマイルス・デイビスの演奏で有名なアルバムです。
次はそのマイルスの自己バンドによる演奏です。これは南仏はジュアン・レ・パンでのライブ盤(1963年)で演奏前のフランス語訛りでのメンバー紹介が面白いのでまずその部分からお聞きください。特にハービー・ハンコックをエルビオン・クック?とか言ってますがフランス語では"Hebie Hancock"のHを発音しないせいかと思います。
ここから演奏が始まりますがもうほとんどシャンソンの雰囲気はなく、皆やりたい放題です(笑)。特にハービー・ハンコックは自分の名前を訛った発音で紹介されての怒り?あるいは新人としてアピールしたかったのかもう途中から何をやっているのかよく分かりません。
次はサックスの名手、ジーン・アモンズとソニー・スティットの競演による枯葉(1961年)です。最初がアモンズ、続いてスティットと二人とも素晴らしい演奏です。ソニー・スティットは昨年の映画”BLUE GIANT"の中で彼の曲が流れていました。
最後は録音が一番新しいチェット・ベイカーの枯葉(1974年)です。チェットのトランペットが枯れ気味でまさに秋の雰囲気ですがピアノはフェンダーのローズ、演奏はボブ・ジェームスで従来とは異なるサウンドに仕上がっています。
と言う訳で本日は枯葉のバンド編をご紹介しました。次回はピアノ編を投稿します。おしまい。