千代保稲荷の後は養老山地の方面に向かい、訪れたのが臥龍山行基寺(がりょうざんぎょうきじ)です。ここは以前ブラタモリでも紹介された場所で養老断層の様子が直接見られることで知られています。正面の門が余りにも大きいので少し下がって撮りました。
正門を過ぎて中庭を歩くとまもなく本殿に着きます。ここで入場料400円を払って中に入りました。お寺と言っても美濃高須藩主が居住していた場所ですので裏にあるコケ庭園や接待用の部屋など見どころは多いです。
本殿の中には”行基寺”と書かれた山号額がありました。柱の色合いや装飾なとがどこか日光東照宮に似ていますがここは美濃高須藩主の松平義行(家康の曾孫)が1705年に再建したものです。
正面の両脇には小じんまりとした部屋があり掛け軸がいっぱい飾ってありました。徳川家の葵の御紋もありますね。
ここが養老断層が斜め方向でむき出しになっている部分です。養老山地はこの断層によって隆起したものですがあらためて自然の力の凄まじさを感じました。
お寺の裏側にまわると見事なコケ庭園が広がっていました。ここが京都なら大変な人出でしょうけれどもここはシ~ンとしていました。
庭の中ではキンモクセイがいい香りを放っていました。やはりこの時期は欠かせないお約束のアイテムですね。
紅葉の進み具合はまだまだといった感じです。あと1ヶ月は掛かりそうです。
ここから濃尾平野を眺めると東側の名古屋方面が少し高い位置にあり、濃尾平野が東から西方向に低くなっている事が分かります。このように濃尾平野が東から西方向に沈み込む現象は濃尾傾動運動と呼ばれています。
藩主の間には由緒ありそうな屏風と掛け軸がありました。見る人が見れば由緒あるものなんでしょうけど自分にはさっぱり分かりません。(笑)
今回はずっと弟の車、マツダのロードスターに乗せてもらいました。この時期にオープンで走ると気持ち良いです。ただしこのお寺までの上り坂は勾配が随分ときつくて冬場には凍結したら登れないのでは?と思うほどでした。
この後関ケ原方面に向かう途中に道の駅”月見の里 南濃”に立ち寄ってコーヒー購入とトイレ休憩をしました。ここで発見したのは何と足湯施設です。最初はみんな腰掛けて何してるんだろう?と近寄ってみると気持ち良さそうに足湯に浸かっていました。
と言う訳で今回はブラタモリ御用達の”臥龍山行基寺”のご紹介でした。続きは週末に投稿いたします。おしまい。