本日は類まれな才能を持つジェーコブ・コリアーのご紹介です。自分が彼を知ったのはつい最近ですがその歌や演奏を聞いてぶったまげました(笑)。ジェーコブ・コリアーは1994イギリスのロンドン生まれで現在29才の歌手、作曲家、編曲家、演奏家です。なお彼の母親スージー・コリアーは王立音楽アカデミーのヴァイオリニスト兼音楽教師、彼自身も同じ王立音楽アカデミーでジャズピアノを学んでいます。モーツァルトも確か父親がザルツブルグの宮廷演奏家だったので二人の幼い頃は同じような環境で育っていますね。

まだ10代の2011年頃から個人製作の動画をユーチューブにアップして話題となり、徐々に名前が知られるようになりました。ユーチューブの投稿が注目されるというのはいかにも今風ですね、その後2014年にクインシー・ジョンズのマネジメント会社と契約してメジャーデビューとなりました。彼の才能をいち早く見抜くあたりはさすがクインシーですね。

彼の最大の特徴は多重録音により全てを自分でアレンジをして歌い、同時に演奏する点にあります。まずはスティビー・ワンダーの"Isn't She Lovely"ですが途中のキーボードソロも彼の演奏です。

また彼は特定の音楽のジャンルにとらわれません。次は20世紀初頭の作曲科、ジョージ・ガーシュウィンの”Facinating Rhythm"で演奏は全て本人です。これは現代音楽の一つの形なのかも知れません。

こちらはポルトガルはリスボンでのライブです。演奏というよりはもうほとんどエアロビクス動画ですね(笑)。

こちらはBBCプロムス(毎年夏にロンドンで開催されるクラシックの音楽祭)でのオーケストラとの共演ですがここでは大人しく(笑)歌ってます。

と言う訳で本日はジェーコブ・コリアーのご紹介でした。おしまい。