例年9月に開催される国連総会ですが今年は常任理事国5か国の首脳で出席は米国のみです。国連での会議はもうシカトの対象なのでしょうか?ロシアと中国は欠席の常連(笑)だとしてもイギリスとフランスはどうしたのでしょうか?最初からスケジュールは決まってるんだからそこは空けとけよと思いますが。以前から国連の機能不全は指摘されてはいますがその前にお願いだからまずは出席しようよ!

常任理事国以外でもグローバルサウスの国々の欠席が目立ちました。これではゼレンスキー大統領が総会で支援を訴えても空席ばかりが目立つ会場では虚しいです。

現国際連合の前身の国際連盟では第一次世界大戦終結後に戦勝国が常任理事国を構成していました。日本は連合国側で参戦してその常任理事国でしたが満州事変をきっかけに孤立して1933年に連盟から離脱しました。さらに1939年に第二次世界大戦が勃発して連盟は事実上瓦解しました。

国際連盟を脱退する際の有名な松岡外相の演説ですがやはり満州事変から日本は明らかに外交政策は破綻しましたね。日中戦争の解決策を見出せないまま一番避けたかった米の参戦を自らの真珠湾攻撃によって招いてしまいました。自分の小学校の授業ではこの満州事変から敗戦までを3学期に驚異的なスピードで駆け抜けていきました。

現在の国際連合も懲りないまま?第二次世界大戦の戦勝国が安全保障理事会の常任理事国5か国を構成しています。同じこの建て付けに問題があるとは思わなかったのでしょうか

常任理事国に”ならず者国家は存在しない”という前提はこのメンバーを見るともう最高のブラックジョークです。(笑)

他国を侵略して現政権の求心力を維持するなど時代錯誤も甚だしいですね、しかもロシアとウクライナは旧ソ連邦の構成国同士ですよ。自分にはロシアの行動はもう気が違っているとしか思えませんがラブロフ外相自身がはたしてどのように考えているんでしょうか?もし職務上このように言わされているとすればちょっと気の毒な人生かとは思いますが。

いずれにせよ国連は解体的な出直し、あるいはもう解散するかの選択に迫られているようですね。おしまい。