この日最後に訪れたのは北茨城市の歴史民俗資料館・野口雨情記念館です。当日訪れた三か所はいずれも数キロの範囲内にありましたので廻り易くて便利でした。外観を撮り忘れてしまいましたので入場券のアップで勘弁してください。
同じ建物の中に展示室が二つありました。この前に訪れた天心記念五浦美術館に比べるとかなり狭かったです。まあ美術館が広すぎたのかもしれませんが。(笑)
第一展示室は野口雨情記念館です。野口雨情は1882年茨城県多賀郡磯原町(現在の北茨城市)生まれの詩人、童謡作詞家です。ちなみに彼は早稲田中退ですのでそこは後輩の巨泉やタモリと同じです。やはり早稲田は中退するもの(笑)なのでしょうか。カラスなぜ鳴くの~カラスは山に~でお馴染みの"七つの子"や"十五夜お月さん"は彼の作品です。
また特別展はベルトラメリ能子でした。彼女は1903年茨城県平潟町(現在の北茨城市)生まれのソプラノ歌手です。東京音楽学校(現在の東京芸大)を卒業してその後イタリアに留学し、現地で出会った詩人アントニオ・ベルトラメリと結婚しました。また以前のNH朝ドラの主人公で作曲家の古関裕而の妻=古関金子(声楽家)のお師匠さんでもあるようです。
第二展示室は北茨城市の歴史資料が所狭しと展示されていました。常磐炭鉱で戦後日本の復興を支える一方、豊かな海で”常磐もの”とよばれる水産物ブランドも確立しました。
太平洋戦争末期には風船爆弾が北茨城市を含む太平洋沿岸3か所から偏西風を利用してアメリカに向けて飛ばされたようです。材料は外側が和紙、接着剤はコンニャクが使用されていました。
風船爆弾の放球台跡が北茨城市内にあるんですがうまくたどり着けなかったのでウェブ上の写真をお借りしました。現在はコンクリートの台が残るのみのようです。
以上で北茨城方面のドライブ投稿は全て終了です。お付き合いいただきありがとうございました。おしまい。