昨日はTBSラジオの爆笑問題の日曜サンデーに懐かしい古館伊知郎がゲストとして登場していました。久々に彼の声を聞いたのでご紹介したいと思います。1977年にテレビ朝日に入社、プロレス中継の中で「掟破りの逆サソリ」「人間山脈」などの独特の表現で頭角を現したようです。さらに番組の中ではF1実況アナでの思い出や上沼恵美子との確執の真相などについて語り、最後は最近出版された自身初挑戦の小説「喋り屋いちろう」も紹介していました。まず上沼恵美子との確執の真相ですが彼女とは1994年、1995年とNHK紅白歌合戦の司会者で共演しています。東京での開催に関西出身の彼女には既にその分ハンディを背負っていた事に気づいていなかったのが背景だと語っていました。
F1の実況放送では彼のお家芸ともいえるキャッチコピーやあだ名の命名などの才能が遺憾なく発揮されました。画像で先頭を走るマクラーレンのアイルトン・セナは「音速の貴公子」背後から追うウィリアムズのナイジェル・マンセルは「暴れん坊将軍」、この他にもネルソン・ピケは「スピードと女の漂流者」等どうやったら思いつくのでしょうか?不思議です。
それでは実際の実況をお聞きください。今でも語り草となっているセナとプロストがシケインで接触した1989年の鈴鹿GP決勝です。解説者の今宮純(故人)は”今シーズン最高のドライビング”とプロストを褒めていましたが最後にとんでもない事をやらかしましたね。ラテン系がガチで争うとマクラーレン同士のチームプレーなど何処にも存在しません。(笑)
報道ステーション時代は本来の自由闊達に喋りまくる彼にとってはストレスの溜まる制約も多かったと語っていました。また小川彩佳アナに対しては今だったらパワハラと言われても仕方のないような行為(本番直前に原稿取り上げてしまう事)は何回もあったようです。それでも視聴率至上主義の民放にあって2004年から2016年の12年間務めた訳ですから大したもんです。
最後は初挑戦となる小説「喋り屋いちろう」です。自分からすれば古館伊知郎は最初からアナウンサーになる為に生まれてきたように思えてなりません。
と言う訳で本日は古館伊知郎のご紹介でした。おしまい。