今回はロックに管楽器を前面に押し出した演奏が特徴のシカゴをご紹介します。自分が管楽器を始めるきっかけはこのバンドのカッコイイ管楽器のソロやアンサンブルでした。それまでのロックバンドは補助的に管楽器を使うこともありましたがほとんがギターを中心に演奏されることが多かったのです。シカゴの演奏は管楽器とボーカルが混然一体となってどっちが主役?というほどブラスの存在感が半端ないです。それではいくつか彼らの曲を聞いていきましょう。まずはデビューアルバム(シカゴの軌跡)の最初の曲、挨拶代わりの”Introdution"です。曲の中でブラスの占める割合が7~8割ありますのでまるでインストルメンタルバンドのようです。

続いて同じアルバムから "Does Anybody Really Know What Time It Is?"です。シカゴの曲の特徴として前奏の部分が長いのでなかなか歌が始まりません(笑)

次に彼らの第二作目の”シカゴⅡ”より”25 or 6 to 4"です。ここではシカゴのもう一つの特徴として曲の終わり方がユニークというか変なんです。この曲の最後はとても変です(笑)。

最後は第五作目”シカゴ V”より"Saturday In The Park"です。曲の出だしがアコースティックピアノで始まるというのがユニークですね。この頃になると様々な楽器の導入などにより楽曲の構成バランスも普通になっています。

おしまい。