今日は先週見た”地球ドラマチック”(Eテレで毎週土曜日19:00~19:45放送)がとても面白かったのでそのご紹介です。現在地球を征服しているのは猛獣でもなく人類でもなく”実は花なんですよ”という番組内容でした。え、花って一体どういう事?と思いましたが番組が進むにつれてなるほどなと納得しました。元々植物の原型は裸子植物(=マツやイチョウ、ソテツなど)で現在は約800種ほどあるようですがその後に進化を遂げた植物はやがて被子植物(キクやラン、ユリなど)が大勢を占めるようになり、現在は25万~40万種類と推定されています。
それではなぜ被子植物が地球を征服できたかというとその要因は雌しべと雄しべが花弁の中という至近距離にあることです。これは非常に効率の良い構造で抜群の繁殖力を誇ります。裸子植物は結局のところ”風まかせ”に対して被子植物は甘い汁を提供することで多くの昆虫を引き寄せて容易に受粉できる仕組みを作りました。このあたりは昆虫とウィン・ウィンの関係を構築するなど人類顔負けの行動です。
最近の自宅で咲く花の様子ですがこの番組を見てからは美しさよりも”力強さ”や”したたかさ”を感じるようになりました。
なおこの番組は再放送が4/10月曜日0:00~(=4/9日曜日の深夜)に予定されていますのでご興味のある方はご覧ください。
おしまい。