四月に入ってさっそく”I'll Remember April”(四月の思い出)では余りにもベタですが恥も外聞も無く(笑)ご紹介していきます。この曲は1941年にピアニスト のジーン・デ・ポールが作曲し、映画の挿入歌として採用されました。その後は多くのジャズ演奏者が取り上げていますが今日は春を感じさせる陽気で明るい演奏をご紹介したいと思います。まず最初はキャノンボール・アダレーです。彼はフロリダ州出身でその温暖な気候のせいか演奏も躍動感とスピード感にあふれています。ちなみにトランペットは弟のナット・アダレーですが二人ともやりたい放題、吹きまくりといった感じですね。

次はピアニストのエロール・ガーナーです。彼はバラード曲”ミスティ”の作曲者として有名ですが独特の演奏スタイルで人気があります。こちらもお祭り騒ぎのような演奏ですが元々左利きなので低い音のアタック音が半端ないです。こんな弾き方をしたらピアノの先生に怒られそうですけれども(笑)。

最後はこのようないい加減な先輩たち(笑)とは対照的にお手本のようなChad LB カルテットの演奏です。彼はニューヨークを拠点とした演奏活動の他に教則用動画を多数アップしていて自分もよく参考にしています。

なお今回で区切りの100回目に到達したのを機に番号付けは終了しますが今後も音楽ネタはアップしていきますのでお楽しみ下さい。おしまい。