60代も後半になるといつも午前4時~5時頃には目が覚めますが冷え込みが和らいだせいか二日連続で寝坊して6時半までぐっすり眠ってしまいました。亡き母も寝坊するとよく口癖のように言い訳で”春眠暁を覚えず”と言っていましたが母の場合は春に限った事ではありませんでした。(笑)さてそんな訳で今日はその漢詩について調べてみました。作者は唐代の詩人で孟 浩然(もう こうねん)でした。漢詩の形式として”五言絶句”(一句が五字で四句からなり、第二句、第四句の句末に韻をふむ。各句を順に起.承.転.結と呼ぶ)と言うことらしいです。”起.承.転.結”って文章や音楽の構成などにも使用されていますよね。さてこの漢詩の内容を現代語訳すると”春はぐっすり眠れるものだから、夜が明けたのに気づかず寝過 ごしてしまった。あちらこちらから鳥の鳴き声が聞こえる。 昨晩は風や雨の音がしていたが、花はどれくらい落ちてしまっただろう。”となるようです。
実際に中国語で読むと韻を踏む部分がさらに面白さを増すようです。こうなると総合芸術の域ですね、科挙の試験では漢詩の作成が必須だったようですが何となく分かるような気がします。
当面の対応策としてスマホに目覚まし設定しました。おしまい。