佐伯祐三を見た後は丸の内南口方向へ進み、三菱一号館美術館を訪れました。ここを自分が訪れるのは今回が初めてです。現在開催中の「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」(4月9日まで)終了後はしばらく閉館するとの事です。さてこの美術館は建物の素晴らしさと入口前に広がる中庭が特別の雰囲気を醸し出しているように感じました。
中庭は陽当たりが良くちょうど昼休みの時間帯だったのでランチをする人もいました。。惜しむらくは隣のビルと柱がデカすぎて邪魔な事です。
写真撮影OKの場所が結構あったので皆さんパシャパシャやってました。笛の名手藤原保昌と盗賊を描いた月岡芳年作「藤原保昌月下弄笛図」です。藤原保昌は笛を吹きながらも全く隙を見せないので盗賊が襲えないという場面です。
昨年の大河ドラマ”鎌倉殿の13人”でも放映された鶴岡八幡宮の実朝暗殺の場面で月岡芳年作「美談武者八景 鶴岡の暮雪」です。去年は結構入れ込んで見ていましたが終了するともう随分昔のように感じます。
これも同じく”鎌倉殿の13人”で登場した曽我兄弟の弟、曾我時致(そがときむね)を描いた月岡芳年作『月百姿 雨後の山月 時致』です。これから時致が仇討ちに向かう場面です。
帰路の千代田線、二重橋駅に向かいましたら最近丸の内に引っ越してきた静嘉堂文庫美術館を発見しました。現在は曜変天目の展示はないのでスルーして帰りました(笑)。
おしまい。