最近のニュースウォッチ9は内容の劣化が進んでいるように感じます。とにかくニュース原稿を読んでいるだけで自分の意見や考えを表明することがありません。これなら全部AIに任せて人件費を削減し、受信料を下げてほしいです。なぜこんなこんな事態になったのか?それは自分の意見を持つアナウンサーが左遷、あるいは干されているからに他なりません。結果として意見を持つキャスターは民放に移籍、あるいはジャーナリストに転身しています。自分が現在この時間帯で見ているニュースはBSテレ東の”日経ニュースプラス9”ですがこの番組ではニュースごとにキャスターが意見を述べ、専門家の解説があります。これが何故NHKにできないのか不思議です。そもそも政府や企業などの圧力に屈しない公共性を担保する為に”受信料制度”があるはずなのにNHKはその役目を全く果たしていません。不必要な番宣や娯楽番組などは即刻止めて早く本来の姿に戻るべきだと思います(怒)。

現在のニュースウォッチ9のメンバー。みんな無難で人当たりの良いアナウンサーですが視聴者は予定調和的な報道など望んではいません。

以前はもっと踏み込んだ番組内容でしたが有馬キャスターは菅元総理に対する日本学術会議関連のインタビューが原因で降板し、現在はNHKヨーロッパ副総局長です。

この二人の時代は見応えありましたが安倍政権の政治運営を批判してきた大越キャスターは降板し、その後はテレビ朝日に移りました。当時の番組キャッチコピーにも真相に迫ろうという意欲を感じます。

昭和の時代にさかのぼると磯村キャスターが頑張ってました。現在につながる午後9時のニュースの原型はこの時代から始まっています。デスクに置いてある電話が何ともオシャレ(笑)で時代を感じさせてくれます。

さらに以前”クローズアップ現代”のキャスターを務めた武田アナは政府のコロナ対策に対する二階元幹事長とのインタビューが原因で降板し、大阪放送局に異動していましたが今月末に退職して日本テレビに移籍することになりました。

こうして見ていくと政権与党に忖度を繰り返すNHKはロシアや中国などの言論統制を批判する資格など全くありませんよね。おしまい。