最近は日中にラジオを聞く時間が多くなりました。自分の高校生時代はラジオの深夜放送が全盛で毎日ラジオをよく聞いていたので何やら高校時代に戻ってきた感じです。さてそんな中でこのところ気に入っているのがNHK正午のニュースの後に放送される”ひるのいこい”(12:20~12:30)です。この番組、今年で何と放送開始から70年を迎えたようです。番組冒頭のテーマ曲や途中にBGMとして流れる部分がいかにも”のどかな農村の風景”を彷彿とさせてくれます。番組内ではリスナーからのお便りを紹介するコーナーほかに番組スタッフで選んだ曲を流すのですがこれがポップス、ロック、ジャズ、クラシックなどと幅広く、一体どういう基準で選んでいるかと思うほどです。これらの曲と番組のテーマ曲との間にギャップあり過ぎて面白いんです。またアナウンサーも意識して通常の話し方を変えて”まったり感”を演出しています。ちなみにテーマ曲の作曲は朝の連ドラでも紹介された古関裕而です。

ところで彼は阪神タイガースの応援歌、”六甲おろし”を何と戦前の1936年に作曲しています。この曲の歌詞はどこか漢文調で”六甲おろしに颯爽と~蒼天かける日輪の~”なんて格調高すぎます。おそらく子供たちは意味不明のまま歌ってるんでしょうけれどもメロディラインと歌詞がピタッと合うので歌い易いです。

戦後の1948年に作曲した”栄冠は君に輝く”はメロディラインがどこか”六甲おろし”に似ていますね、場所が同じ甲子園だからでしょうか?まさか(笑)

おしまい。