今日は最近図書館で借りた本で意外に面白かった”源氏物語 解剖図鑑”をご紹介します。出版社は"X-Kowledge"でこの他も”国宝の解剖図鑑”や”百人一首 解剖図鑑”などを出版しているのでおそらく一連のシリーズものでしょう。さて源氏物語は高校時代に習った以降は全く無縁でしたが(笑)、2024年の大河ドラマでは紫式部(タイトルは”光る君へ”主演は吉高由里子)を取り上げるようなのでもう一度読み直そうかと思ったのですが如何せん原文はハードルが高すぎます。そこでまずは物語の全体像をつかみたいなと思っていたところタイミング良くこの本を発見しました。これを読むと源氏物語全体は54帖からなり、大きくは3部構成であることが分かります。あと作者の佐藤晃子さんによる解説や伊藤ハムスターさんのイラストが面白くてとても楽しめました。それにしてもあらためて”光源氏、ようやるわ”という感じです。まずは本の表紙です。
序章1:登場人物の紹介です。ところで主人公の名前、”光源氏”とはよくぞ思いついたものだと思います。それを取り巻く脇役も多彩でまるで同時多発ゲリラのような恋物語が展開していきます。
序章2:物語の目次です。全体の54帖は大きく分けて3部構成の内容です。光源氏が亡くなった以降も子孫たちの話が随分と長く続くんですね。
第5帖:若紫(後の紫の上)が飼ってたスズメが逃げてしまって残念がる様子を光源氏が垣間見るシーンです。この場面は源氏物語の中でも有名らしく、本の表紙もこの場面を採用しています。
第12帖:藤壺や朧月夜との関係発覚を恐れた光源氏は自ら須磨へ逃れたようですがこれはまさに自業自得です(笑)
おしまい。