最近になって坂本龍馬の誕生日と命日が同じ(11月15日)ということを知り、なるほどそんなこともあるのかと思いながら他にどんな人たちがいるのだろうととウィキで調べてみました。まず誕生日と命日が同じ日であることを熟語として”生没同日(せいぼつどうじつ)”と表現するようですがこの言葉も初めて知りました。日本語は本当に難しいですね、習得には一生かかります(笑)。そこで本日は生没同日の人々の中から自分が勝手に選んだ人たちをご紹介します。なお使用する暦は西暦、旧暦が混在となりますのでご承知おきください。

1.加藤清正(永禄5年6月24日~慶長16年6月24日、49才)は秀吉配下の武将で賤ケ岳の七本槍や朝鮮出兵での虎退治など勇ましい話が多い武将です。秀吉没後は(石田三成が大嫌いだったので)家康側に立って関ケ原を戦い、熊本城主になりますが最後は病没説の他に家康による毒殺説もあるようです。

2.坂本龍馬(天保6年11月15日~慶応3年11月15日、31才)はもう言わずと知れた幕末・維新のスーパースターです。暗殺されたのは近江屋事件ですがこの前年に寺田屋事件があり、ここでは奥さんのお龍の機転(風呂から裸のまま裏階段を2階へ駆け上がり危機を知らせた)により暗殺は未遂に終わったようです。それにしても31才で落命し、明治維新の道半ばで一生を閉じたのはさぞかし無念だったと思います。

3.イングリッド・バーグマン(1915年8月19日~1982年8月19日、67才)はスウェーデン出身の女優でハンフリー・ボガードと共演した映画、”カサブランカ”(1942年)は有名です。元々は英語が母国語ではありませんので最初の内は少しアクセントに違和感があり、この辺りはオードリー・ヘップバーン(ベルギー生まれのイギリス国籍)も同じだったようです。ちょっと訛っていたほうが女優としては大成するのでしょうか?

カサブランカのダイジェスト版です。第二次大戦中の映画なので連合国側のプロパガンダ的な場面も見られます。

4.青木智仁(1957年6月12日~2006年6月12日、49才)はジャズ・フュージョンのベーシストです。スタジオミュージシャンからスタートし、その後は角松敏生、杏理、本田雅人のベーシストとして活躍しました。歯切れのよいチョップ(今はスラッピングベースと言うようです)とプレーに少しひょうきんな感じもあり、まだまだ活躍してほしい人でした。映像は本田雅人と共演したライブの様子ですが至る所でチョップが炸裂しています。それにしてもこのメンバーの演奏は凄い!

5.小津安二郎(1903年12月12日~1963年12月12日、60才)は映画監督ですが残念ながら自分は彼の作品を見たことはありません。ただ細やかな感情表現や独特のアングルからの撮影で知られているようです。予告編を見ていると普通のホームドラマに近い印象ですが撮影当時の外の風景や家の作りなど昭和の雰囲気満載です。

おしまい。