今からちょうど100年前の1922年11月4日、若くして亡くなった悲劇の少年王ツタンカーメンの王墓が発見されました。イギリスのエジプト考古学者のハワード・カーターはカーナーヴォン伯爵から資金援助を受けて発掘作業を進めていたのですがなかなか見つからず、今年が資金援助契約の最終年と言い渡されたその年に世紀の発見となりました。自分はツタンカーメン黄金のマスクには唯一無二の神秘性を感じていて僭越ながらこのブログの自画像に使用させてもらっています。王墓発見100周年を特集したテレビ番組の中で使用している金は顔の正面部分は18金、その他の部分は22金と使い分けているとの説明がありました。18金は純金(=24金)よりも輝きと強度が増すようです。ところでツタンカーメンの呪い(=発掘関係者の相次ぐ謎の死)という言葉がありますが自分も昨日突然ぎっくり腰に見舞われて往生しております(笑)。これも呪いなのでしょうか?さて今日のスナップショットですが最初は1965年のツタンカーメン展です。黄金のマスクが来日したのはこの時が最初で(おそらく最後)当時は東京、京都、福岡を巡回して約300万人が訪れたようです。

何処の誰がデザインしたのか知りませんがこの圧倒的な存在感は一体どこから来るのでしょうか?顔の正面部分が18金により一段と輝いているのが分かります。

現在はエジプト考古学博物館で展示・保管されており、時代の流れなのでしょうか海外への持ち出しは難しいようです。

おしまい。