承久の乱戦跡の訪問後、翌日は長良川を越えて大垣市の北部にある金生山(きんしょうざん)化石館を訪れました。濃尾平野がまだ陸地になる以前に赤道の彼方から太平洋プレート移動によってやってきた海底岩盤が大陸側に押し付けられ、その後に隆起したのが現在の金生山のようです。そこには赤道付近に棲む生物の遺骸が固まった石灰岩層が含まれており、多くの化石が発見されました。何やらブラタモリのような内容(笑)ですが列島誕生の経緯は面白いです。全く同じ現象が実は関東平野でも起きていて栃木県佐野市には葛生化石館があります。つまり濃尾平野も関東平野も当時はまだ海底で、そこへ火山灰や土砂が流れ込んで埋め立てられた場所という事になります。旧中山道沿いのからのきつい坂を登った小高い丘の上にありました。入場料は100円です。

石灰岩に残った生物の遺骸はまるで描かれたの図鑑のようです。

出土した化石は原型をとどめているものが多く、リアル感が半端ないです。

赤道付近から遥々よくお越しくださいました(笑)

おしまい。