今週はスティーヴィー・ワンダーが1976年のアルバム”キー・オブ・ライフ”に収録して大ヒットとなった”Isn't She Lovely”を取り上げる。有名な曲なので今日はスティーヴィーに加えてカバー・バージョンで印象に残ったアーティスト達の演奏を紹介したいと思う。
まずは御大スティーヴィー・ワンダーのライブ版。自分が特に気に入っているのは彼がハーモニカで演奏するソロ部分。シンプルだが良く唄っているハーモニカを聞いていると”そもそもアドリブとは何ぞや?”と自身に問いかけるチャンスを与えてくれる。まさにソロ演奏の原点回帰!
次に紹介するのはキューバ出身のトランペッター、アルトゥーロ・サンドヴァルのビッグバンドによるカバー。彼はトランペットという楽器の特性を活かして一番映える音域で演奏している。あとビッグバンドなのでアレンジが自由自在で終盤にはロック風のギターソロもあり、何やらもうお祭り気分。
最後はイギリス出身のジェイコブ・コリアーによるアカペラバージョン。本人自身の重ね撮り画像で”この髪型何とかならないか(笑)”とも思うが新しい解釈が満載で面白い。特にピアニカのソロ部分では分析不能?なフレーズが出てくる。
おしまい。