今日は図書館で借りた本で最近知った中国の南北朝時代の話。年代的には三国時代と隋唐時代の間、西暦400~500年あたりと室町時代の南北朝より約1,000年も前の時代となるのでひょっとすると”南北朝”という表現は中国由来なのかもしれない。さて時代背景としては三国時代の曹魏以降の流れを汲む”東晋”を南朝、五胡十六国の混乱を統一した鮮卑族の”北魏”を北朝とした時代。この本の中で一番驚いたには北魏で行われていた”子貴母死”という制度。これは皇太子を生んだ母親(=皇后)は皇帝より死を賜う(=殺されてしまう)制度でこんなことが本当にあるのかと一瞬我が目を疑ったがこの制度の目的は外戚の影響を排除することにあるらしい。およそ中国では国が滅びる原因の多くは”外戚と宦官”という見方もあるのでそれも有りかなとは思うがそれにしても何だかなあ~と思う。
おしまい。