どうやら今日は一日中雨が降ったり止んだりの一日。というわけで今日は読書の日となる。最近読んでいるのは佐藤賢一著の”日蓮”だ。日蓮自身にあまり興味はなかったが佐藤賢一の代表作、”小説フランス革命”がとても面白かったので読んでみることにした。これまで自分は日本においては西洋にみられるような深刻な宗教対立は無いものだと思っていたがこの小説を読むと日蓮も実際には既存の宗教勢力や幕府との対立により度々の配流や暗殺未遂などに見舞われている。あと日蓮の生きた鎌倉時代中期というのは度重なる天地異変や疫病の蔓延、さらに蒙古の侵略など国難が同時多発ゲリラの如く日本を襲っていた。こういった背景もあり、従来の宗教ではもう民を救えないという背景もあったようだ。
おしまい。