義円公園の後に訪れたのは岐阜県垂井町にある金蓮寺。東海道線の垂井駅から徒歩5分と便利な場所だが訪れる人は無く、静寂に包まれていた。ここは室町時代に起きた結城合戦の後に捕らえられた鎌倉公方足利持氏の遺児、春王丸と安王丸が京都に護送中に誅殺された場所。ちなみに春王丸12才、安王丸11才との事だ。この誅殺を指示したのはなんと室町幕府足利義教なのでこれは足利氏同士での内ゲバそのもの。ちなみに足利氏は河内源氏の流れを汲むのでどうやら同族同士で殺し合いを繰り広げるには源氏の宿命なのか?
ひっそりとした佇まいの入口で人の気配は全く無かった。
鎌倉公方足利持氏の遺児としてはあまりにもショボい?石碑だがこの兄弟の中で永寿丸(=後の足利成氏)は何とか生き残って古河公方となり、父親同様に生涯を争乱の中で送ることになる。
金蓮寺の入口にあった説明板だが一行目~二行目の”鎌倉公方足利義持”は間違いで正しくは”鎌倉公方足利持氏”。
おしまい。